中畑監督「まさにナインの気持ちが乗り移った打球」 DeNA、98年以来前半戦首位ターン
15日、横浜スタジアムにて横浜DeNAベイスターズ対読売ジャイアンツ戦が行われた。試合は9回裏、DeNAが3-2でサヨナラ勝ち。この日、タイガースがカープに敗れたため、日本一に輝いた98年以来の前半戦首位ターンを決めた。
2015/07/16
代走・鈴木を刺した筒香の好返球
続く7回が二つ目のポイントとなった。
砂田は1死一、二塁で大田にレフト前へ安打されたが、代走で出ていたセカンドランナーの鈴木をレフト筒香が本塁へストライク返球。ジャイアンツに勝ち越しを許さず、ムードも一気に盛り上がった。
砂田は「ホームの大歓声がうれしかった。ホームランの後は吹っ切れて7イニングしっかりと投げられた」とほっとした様子で語った。
勝ち投手にはなれなかったものに、初めて7回まで投げ、5安打109球の力投だった。
そして勝利の方程式、抑えのエースの山崎の投入が三つ目のポイントだ。三振、三振、ファールフライと完璧に抑えたことで、9回裏の攻撃につないだ。
ジャイアンツのリリーフエースの澤村を攻めたて、2四球と安打で満塁。最後はロペスのサードゴロを村田が後逸。下がって捕ろうとしてバウンドが合わなかった。
試合後に中畑監督はこの一打に、「まさにナインの気持ちが乗り移った打球だった」と振り返ったが、まさに今季のベイスターズの前半戦を象徴するようなゲームだった。
ジャイアンツは5連勝のあとベイスターズに3タテを食らって首位から陥落。
「前半戦のゲーム内容では到底、我々の目標(優勝)には届かない」と原監督は厳しい言葉で締めくくった。
一方のベイスターズは、この日タイガースがカープに敗れたために、首位に返り咲き。日本一に輝いた98年以来17年ぶりに、前半戦首位ターンとなった。