今年は山賊打線が見られないのか。西武の連覇に欠かせなかった超強力打線――プロ野球最強打線を振り返る
2020/08/22
2019年の打線
ベストナインの菊池、浅村が抜けた2019年の西武。打点王の移籍は得点力を大幅にダウンさせる可能性もあったが、終わってみれば756得点を挙げリーグ連覇を達成。打ち勝つ野球は、このシーズンも継続して威力を発揮した。
1,2番は前シーズンと変わらず秋山、源田。3番には、森が天才的なミート力を武器に飛躍し、リーグ首位打者に輝く活躍をみせた。4番には、前年主に後ろの方の打順を打っていたベテランの中村。山川が不振に陥ったときに、チームを支え、打点王のタイトルも獲得した。
外崎はさらに長打力に磨きをかけ、主軸として大きく成長。山川は好不調の波がありながらも、2年連続40発をクリアした。8番には、投手出身の木村文紀がレギュラーの座をつかみ、2桁本塁打を放つなどパンチ力をみせた。
2019年は、最高出塁率以外の打撃タイトルを西武勢で独占。首位打者の森、最多安打・秋山、本塁打王・山川、打点王・中村、盗塁王・金子と、それぞれの持ち味をいかんなく発揮し、浅村が抜けた穴を上手くカバーした。
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