第16週、パは、東明大貴(オリックス)、セは山崎康晃(DeNA) 【BBC編集部が選ぶ、NPB週間MVP第16週(7/13-7/15)】
日々データ系のコラムを配信しているベースボールチャンネルでは、今季開幕から毎週セ・パ両リーグ、投打のMVPを独自にあげていく。数値からはすべてとは言えないが、現在のチーム状況が見えてくる。また今後の展望にも、ぜひ参考にしていただければうれしい。今回は、7月13日から7月15日までの集計とする。
2015/07/20
オリックス勢が結果を残す
今度は投手陣を見てみよう。
PR(Pitching Run)順。リーグの平均防御率よりどれだけ傑出しているかを見る指標となる。
まずパリーグから。平均防御率は前週は3.91。今週は4.20。さらに打高になった。
オリックスの東明と西武の牧田はともに7回を投げて1失点、6被安打、3奪三振、PRも同じ。オリックスの金子千尋は7月13日のロッテ戦に登板して、8回2/3で自責点2だった。
救援投手では、楽天の松井裕樹、西武の増田達至が2試合無失点で2ホールド。オリックスの佐藤達也は1登板だが2回を投げて1セーブをあげた。
DeNAのリリーフ陣が好成績
セリーグだ。防御率は前週の2.73から3.63と打高に転じた。
阪神の能見は7月14日の広島戦で7回零封で6勝目。ヤクルトの山中は7月15日の中日戦で6回零封で3勝目をあげた。
救援投手はDeNAの山崎が前週に続き活躍を見せた。1勝1セーブ。同じくDeNAのエレラは2ホールドだ。
投手のMVPは先発投手に関しては、パが7回1失点で被安打奪三振も同じオリックスの東明と西武の牧田のうち、勝ち星がついた東明。救援投手に関しては、2ホールドの楽天の松井、西武の増田はともに被安打は0だったが、奪三振が多い松井としたい。
セの先発投手は阪神の能見、救援投手はDeNAの山崎とする。3回目だ。
今週のパリーグの投打の総合MVPは、オリックスの3番目の先発投手として好投した東明大貴、セリーグは、2試合で勝利に貢献した山崎康晃とする。山崎は2回目。