阪神、藤川球児の今季シーズンでの引退を発表 昨季は56試合で防御率1.77、日米通算250セーブまであと「5」
2020/08/31
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阪神タイガースは31日、藤川球児投手から今シーズン限りで引退したい旨の申し出があり、球団も了承したと発表した。
藤川は、高知商から1998年ドラフト1位で阪神に入団。2005年にはジェフ・ウィリアムス投手、久保田智之投手とともに勝利の方程式「JFK」を形成し、阪神を優勝へと導いた。
2012年オフには、海外フリーエージェント(FA)権を行使し、米大リーグに挑戦。シカゴ・カブス、テキサス・レンジャーズでプレーした。MLB通算成績は、29試合(26回2/3)、1勝1敗2セーブ1ホールド、防御率5.74だった。
帰国後は、四国アイランドリーグの高知で再起を目指し、翌16年に古巣阪神に復帰。初年度こそ先発挑戦などで安定感を欠く場面が目立ったが、2017年からは再びリリーフで地位を築いた。昨季は39歳にして、56試合の登板で防御率1.77と全盛期に迫る活躍ぶりを見せていた。
今季成績は11登板(10回)で、1勝3敗2セーブ1ホールド、10奪三振、防御率7.20。NPB通算成績は、777試合(932回)で60勝38敗、243セーブ、163ホールド、1215奪三振、防御率2.08となっている。
日米通算250セーブまで残り「5」としている藤川。引退までの花道を偉業達成で飾れるか注目だ。