オリ最下位でも観客動員100万人最速突破!グッズの売り上げは1.6倍!【どら増田のオリ熱コラム #49】
開幕から最下位を抜け出せずにいるオリックスだが、観客動員は最速で100万人を突破した。昨年の快進撃のまま増え続ける観客動員をこのまま伸ばすかは後半戦の戦いにかかっている。
2015/07/21
昨シーズンの快進撃が一つのブームを作る
「今年は日程に恵まれてることもあり、こちらが満員を想定していた試合に、想定を上回るお客様にお越しいただけている」
球団関係者は今季の観客動員数が好調な理由をこのように分析した。チームはオールスター前から巻き返しの兆候が見られるものの、未だ断トツの最下位。常に怪我人が出ているため、開幕前にチームや球団、そして何よりもファンが描いていた夢のようなフルメンバーは揃っていない。そんな状況下にありながらも、何故観客動員数は増えているのだろうか。球団関係者はさらに話を続けた。
「去年チームが強かったことで、ブームのようなものが生まれました。それが今年も続いているんだと思います。」
昨年『さらに、ひとつになろう。』をスローガンにチームは最後の最後までファンとともに優勝争いを繰り広げた。駿太が「これまであんなムードの中で試合をしたことがなかった」と言うほど、京セラドームの中は熱気に溢れていた。あと一歩で優勝を逃したことにより、球団は大型補強をしたのは周知の通りだが、ハード作りもさらに強化している。
その主たるものが女性ファンを対象とした「Bsオリ姫」企画だろう。京セラドーム内の女子トイレは関西一とまで言われるほど増設、4月の平日は「Bsオリ姫シート」を三塁側内野の一塁側ベンチが見える位置に設置し、応援グッズをプレゼントするだけではなく、応援のレクチャーをしたり、荷物が置けるように座席を二席使えるようにするなど、初めて野球を観に来ても楽しめる環境作りを心がけた。4月29日と5月29日には「Bsオリ姫デー」を開催。監督、コーチ、選手が特別に作られたオリ姫ユニフォームを着用し試合を行った。5月のオリ姫デーはオリ姫とカープ女子の対決を前面に打ち出した企画が当たり、全国ネットの地上波放送でこの対決が取り上げられ世間的にも注目を集めた。また平日はサラリーマンやOL、学生への企画も目白押しになっており19時半頃から来場するファンも少なくない。長年の課題である平日の集客アップも動員数の増加に繋がっている。