涌井秀章が3冠、中田翔は2部門でトップ、柳田悠岐は意外にも無冠にーー8月終了時点のタイトル選手は?<パ・リーグ編>
2020/09/04
安打、盗塁、出塁率
♢安打
最多安打は、85安打を放った楽天の鈴木大だ。昨オフにFA移籍で楽天に加入した鈴木大は、開幕を「2番・三塁」で迎えたが、以降は様々な打順で起用。高い対応力で期待通りの働きを見せている。6、7月も3割を超える打率をマークしたが、8月はさらに状態を上げ、打率.394、月間41安打を放った。2位は81安打でオリックスの吉田、3位は76安打でソフトバンクの柳田となっている。
鈴木大地 85安打
吉田正尚 81安打
柳田悠岐 76安打
♢盗塁
盗塁王は、16盗塁を決めた千葉ロッテマリーンズの和田康士朗外野手だ。今季3年目の和田は、持ち味の俊足で猛アピールし、6月1日に念願の支配下契約を勝ち取った。続けて開幕一軍の座を掴むと、主に代走として起用された。8月にはスタメンに名を連ね、初安打を放つなど出場機会も増加。走塁面でも月間11盗塁、盗塁成功率10割と圧倒的な成績でトップに躍り出た。2位は13盗塁で日本ハムの西川遥輝外野手、3位には12盗塁でソフトバンクの周東佑京内野手、ロッテの荻野貴司外野手、西武の外崎修汰内野手が並んでいる。
和田康士朗 16盗塁
西川遥輝 13盗塁
周東佑京 12盗塁
荻野貴司 12盗塁
外崎修汰 12盗塁
♢出塁率(規定以上)
最高出塁率は、出塁率.473をマークした日本ハムの近藤健介外野手だ。開幕直後こそ打率が低迷していたものの、7月には復調。8月は打率.400、出塁率.488をマークした。現時点で両リーグトップの51四球を選んでおり、僅差でのトップとなった。2位は出塁率.4723でソフトバンクの柳田、3位は出塁率.4716でオリックスの吉田となっており、大混戦の様相を呈している。
近藤健介 出塁率.473
柳田悠岐 出塁率.4723
吉田正尚 出塁率.4716