【8月月間MVP】セは2カ月連続の巨人・菅野智之と初受賞の佐野恵太。パは石川歩と吉田正尚
2020/09/09
日本プロ野球機構(NPB)は9日、8月度の「大樹生命月間MVP賞」を発表。セ・リーグは、読売ジャイアンツの菅野智之投手と横浜DeNAベイスターズの佐野恵太内野手が受賞。パ・リーグは、千葉ロッテマリーンズの石川歩投手とオリックス・バファローズの吉田正尚外野手が選出された。
セ投手部門の菅野は、2カ月連続、自身8度目の受賞。当該期間の成績は、4試合(30回)を投げ、4勝0敗、21奪三振、防御率1.50と抜群の安定感を示した。また8月末時点で、6月19日開幕戦から無傷の9連勝。球団内での開幕9連勝は、1938年春季シーズンにおけるスタルヒン氏(11連勝)以来82年ぶりの快挙となっている。
セ打者部門の佐野は、前月の村上宗隆(ヤクルト)に続いてこちらも初受賞。26試合に出場し、打率.343(3位)、34安打(2位)、6本塁打(1位タイ)、22打点の成績を残した。一時、首位打者に躍り出るなど、26試合中18試合で安打を記録(マルチ安打は10試合)。DeNA不動の4番として存在感を放っている。
パ投手部門は、2015年9月以来2度目の受賞となる石川。8月は、4試合に先発し、リーグトップの4勝をマーク。26回を投げ、奪三振9、防御率3.46と打たせて取るピッチングで相手打線を翻弄した。登板した全試合で6回以上を投げ、8月のチーム勝率トップタイの数字に大きな貢献を見せた。
パ打者部門の吉田正は、2019年9月度以来、1年ぶり3度目。25試合に出場し、打率は驚異の.430。さらに出塁率.510、得点圏打率.474でもリーグトップの数字をたたき出し、パ・リーグのリーディングヒッターに躍り出た。11日のソフトバンク戦から8月最終戦の30日・ロッテ戦まで、自己最長となる18試合連続安打を記録するなど安打を量産し続けた上、14四球と鋭い選球眼で出塁にも貢献し、低迷するチームに光をもたらした。
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