「巨人に勝った時は最高」虎投打の助っ人コンビで勝利 巨人とゲーム差なしの2位タイに
21日、阪神甲子園球場で阪神対巨人が行われ、阪神が2-1逃げ切った。これで首位・巨人とゲーム差なしの2位タイに浮上した。
2015/07/22
5回から8回まではノーヒットに抑えたメッセンジャー
21日、首位に返り咲いた巨人の迎えた後半戦の2戦目。試合は阪神がメッセンジャー、マートンの外国人コンビの活躍もあり、2-1で雪辱を果たした。
阪神のヒーローはまず、巨人打線を抑え込んだメッセンジャーだ。
1回表いきなりピンチを迎える。2死から坂本の安打、亀井のフライを鳥谷が落球、長野の内野安打で満塁。この場面で阿部を詰まらせ、ライトフライで切り抜けた。
序盤の球速は140キロ後半。そして30キロ差の変化球でタイミングを外した。4回は無死から阿部、村田に連打されたが加藤を併殺打に仕留め、得点を与えない。ここまで毎回、走者を出すものの、芯でとらえられた打球はなく、危なげなかった。
5回から、さらに波に乗った。
球速は尻上がりに増す。8回に152キロをマークしてボールの勢いが出た。5回以降ノーヒット、初めての奪三振も7回。被安打6、129球を投げて9回は呉昇桓にマウンドを託し、7勝目をマークした。
「巨人に勝った時は最高の気分。ドームで負けていたのでやり返したかった。マートンの2点で十分だった」とメッセンジャー。
もう一人のヒーローは決勝打を放ったマートンだ。
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