コロナに負けず。新たな楽しみ方を示した横浜DeNA、夏の一大イベント
9月19日より新型コロナウイルス対策によるイベント参加人数制限が緩和され、プロ野球の球場にも賑わいを感じられるようになった。しかし〝緩和前〟にも感染対策を徹底させ、工夫を凝らしたうえで大成功を収めたスポーツイベントがある。9月8~10日の阪神戦(横浜スタジアム)で実施された『YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2020 Supported by 横浜銀行』だ。今回はイベントの詳細と来場者の声を共にお伝えする。
2020/09/25
(C)YDB
球場外での新しい楽しみ方も。試合後のショーは圧巻
今年の『YOKOHAMA STAR☆NIGHT』は、来場人数制限がある中でご来場いただけないファン方々のためにも、スタジアム以外でイベントを楽しむ工夫が施されていた。
KDDIとの共同コンテンツ『YOKOHAMA STAR☆NIGHT AR』は、最新の3Dマップシステムを用いたARアプリを使用することで、横浜のベイエリア3か所に巨大な選手が登場。コンテンツ自体は8月下旬から開始されていたが、9月8~10日限定で横浜スタジアム外(水の広場周辺)でも4か所目となるAR体験ができた。
また、Zoomを活用したオンラインでの観戦『オンラインハマスタ』も開催。
OBの多村仁志氏、小杉陽太氏、中村紀洋氏の解説を聞きながら、試合の合間にはスタジアムのビジョンにもファンの姿が映し出された。
試合後は、『STAR☆NIGHT NOVAS』と銘打ったショーの開幕。照明が落とされ、静まり返ったマウンド上に、神奈川フィルハーモニー管弦楽団のバイオリン奏者が立ち、生演奏がスタート。
大型ビジョンには、ベイスターズの選手たちと敵との戦いをCGを駆使して表現した映像が流れる。ストーリー性たっぷりの音楽と映像のコラボレーションは、鬼気迫るものがあった。そこに宇宙空間を思わせる色鮮やかなレーザー光線と花火が加わり、生まれたのはまさに“Supernova”。スタジアム全体をステージにしたスペクタクルショーは思わずうなるほどだった。
次回のスペシャルイベントは10月2~4日の中日戦(横浜スタジアム)で開催される『YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL 2020 Supported by ありあけハーバー』。こちらも人気の高い恒例イベントとなっている。どんな野球とエンターテインメントの融合を見せてくれるのか、楽しみだ。