ヤクルトが首位浮上 3連敗のDeNAはルーキー石田好投も、悔いの残る二度のバント失敗
22日、横浜スタジアムでDeNA対東京ヤクルトの試合が行われ、ヤクルトが初回にあげた2点を守りきり、2-1で勝利した。DeNAに同一カード3連勝。勝率5割復帰とともに阪神と並んで同率首位に立った。
2015/07/23
痛すぎた2度のバントミス
好投した石田だったが、攻撃面では痛い2度のバントミスが出た。2点を追う3回、先頭の嶺井がヒットで出て打席には石田。バントの場面で、1ボール2ストライクと追い込まれ、スリーバントを試みるもファウルとなり三振。続く梶谷がヒットでつないだだけにちぐはぐな攻めになってしまった。
2度目は5回裏だ。一死後、嶺井のタイムリーで1点を返し追い上げムード漂う展開。ランナーを進めて上位打線に回したいところだったが、バントした打球はダブルプレーに。2塁がアウトになったことに対する中畑監督の抗議も実らず、勢いもしぼんだ。
2度のバントミスによって、打線のつながりを欠く結果となり、DeNA打線は7安打で1得点。最後はヤクルト守護神バーネットの前にランナーを出すことができなかった。試合後DeNA中畑監督は「久しぶりに緊張感のある試合ができた手ごたえはあった」と接戦での敗戦に希望を見出すしかなかった。
勝ったヤクルトは初回の2点を最後まで守り抜き今季4度目の同一カード3連勝。阪神と同率ながらセリーグ首位に立った。先発の石川は毎回のように走者を許すも、ピンチを併殺打で切り抜き、5回2/3を被安打6、1失点にまとめた。石川のあとを、松岡、秋吉、ロマン、バーネットの継投で2-1と逃げ切った。
前半戦を首位で折り返したDeNAだったが、後半戦は同一カード3連敗での幕開けとなった。