【9月月間MVP】セは3完封の大野雄大と梶谷隆幸 パは初受賞の山本由伸と浅村栄斗
2020/10/07
日本プロ野球機構(NPB)は7日、9月度の「大樹生命月間MVP賞」を発表。セ・リーグは、中日ドラゴンズの大野雄大投手と横浜DeNAベイスターズの梶谷隆幸外野手が受賞。パ・リーグは、オリックス・バファローズの山本由伸投手と東北楽天ゴールデンイーグルスの浅村栄斗内野手が選出された。
セ投手部門の大野は、2015年5月以来2度目の受賞。先発として月間3勝をマークし、全ての試合で完封勝利を収めた。また、40投球回と42奪三振(ともにリーグ1位)に加え、防御率1.35(リーグ2位)を記録するなど、抜群の安定感を示した。月間3完封は、中日では1989年9月の西本聖氏以来31年振り。また、2安打以下の完封を月間3度は1943年10月の野口二郎氏(西鉄)以来77年振り、2リーグ制後では初の快挙となっている。
セ野手部門は2015年3・4月以来2度目の受賞となる梶谷。、9月は全27試合に出場し、リーグトップの月間打率.378、42安打、7盗塁を記録した。特に月間42安打は球団新記録。加えて、月間猛打賞7回も金城龍彦氏の持つ球団記録に並んだ。
パ投手部門の山本は、初受賞。9月は5試合に先発登板し、リーグトップの4勝、防御率0.73の成績を残した。また、登板5試合全てで7回以上を投げ、自責点を2以下に抑えるなど先発の柱として投手陣を牽引。最下位に沈むチームの月間勝ち越しに大きく貢献した。
パ野手部門の浅村は、2016年8月度以来、4度目の受賞。9月はチームの全26試合に先発出場し、リーグトップの10本塁打、21打点(トップタイ)、長打率.615の成績を残した。 また、9月は8本の殊勲打を放つなど、チームの中軸として勝負強い打撃を見せた。
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