「こんなにしびれる対決はない」今季4度目、前田とのエース対決は菅野に軍配
24日、マツダスタジアムにて広島対巨人の試合が行われ、2-1で巨人が勝利した。
2015/07/25
9回、代打攻勢で2点を先制した巨人
カープのエース・前田とジャイアンツのエース・菅野。菅野がセリーグ防御率1位で前田が2位。今季4度目の直接対決でここまで菅野の2勝1敗。全ての試合が1点差以内という競り合いだ。
今夜も意地とプライドの交錯する投手戦が最終盤まで続いた。
決着は9回。
9回表、カープのエース・前田は1死から坂本にこの日初めての四球を与える。すると、これまで絶不調だった4番の亀井が22打席ぶりのヒットでつないで先制点のチャンスを演出する。この場面で、原監督は3打席無安打の長野から高橋由を代打に送る。高橋由は初球、外よりのストレートをはじき返すと、深めに守っていたレフトの前に落ちる貴重な適時打に。坂本がホームに還って、均衡を破った。
さらにジャイアンツがたたみかける。
阿部も初球をライト前に運んで満塁にすると、村田の代打・堂上が犠牲フライを打ち上げてリードを2点とした。粘り強く投げぬいていた前田だったが、坂本に与えた四球が痛かった。
9回裏、カープは會澤の本塁打と代打・松山の安打で菅野を降板させた。しかし、交代直後、代走・赤松の盗塁失敗で万事休した。この場面、カウント3-0からの盗塁という作戦はどうだったのか、疑問が残る。
一方、久しぶりに先発マスクをかぶったジャイアンツの小林にとっては、赤松の盗塁を刺したことは大きなアピールに。このプレーでジャイアンツの勝利を決定づけた。