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「アピールしたかった」ドラ3ルーキー江越、藤浪の力投にこたえる貴重な一発

24日、甲子園で阪神対DeNAの試合が行われ、阪神が3-0で勝利した。

2015/07/25

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期待の長距離砲、2試合連続の本塁打

 この日43,000人を超える観衆が詰めかけた甲子園を最も沸かせたのが阪神ドラフト3位のルーキー・江越大賀だ。

 力で抑える藤浪、打たせて抑える井納、対照的なスタイルで両先発が6回まで無失点の好投を見せる中、試合は7回に動いた。阪神は二死から6番の今成がヒットで出塁すると、打席には7番江越。カウント2-1から抜けたフォークを引っ張ると打球はレフトスタンドへ。

「チャンスをもらったのでアピールしたかった」と2試合連続となる本塁打は、藤浪にとって大きな援護となった。打率は1割台前半と苦しんでいるものの、監督も期待を寄せるその長打力でアピールを続ける。

 21歳の藤浪、22歳の江越という若虎2人で勝利を手にした阪神。3連勝で貯金を1とし、首位を守った。敗れたDeNAは井納が6回まで2塁を踏ませない完璧なピッチング、江越に一発を許したが、その後も打線の反撃を信じて投げ続けた。結局、完投するも自身5連敗で今季7敗目を喫した。チームは今季3度目の4連敗、今季最多タイとなる借金4で、後半戦いまだ勝ち星がない状況となった。

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