逆転打の梶谷「苦しい立場だった」 中畑監督の積極的な采配も的中、DeNAが後半戦初勝利
25日、阪神甲子園球場で阪神対DeNAが行われ、DeNAが5回に集中打で一気に逆転、結局5-2で勝利した。
2015/07/26
5回に一気にベイスターズが逆転
ベイスターズは連敗をストップできるのか。タイガースは首位を盤石にして抜け出せるのか。ベイスターズの先発は砂田、タイガースの先発は2年目の岩崎。重要な1戦を任された、若い左腕同士の激突となった。
先手を取ったのはタイガースだ。
3回裏、先頭のピッチャー岩崎が安打で出塁すると、一死から2番の上本がヒットで続き、福留が四球を選んで満塁のチャンス。ここで4番のゴメスがしっかりとライトへの犠飛、1点を先制する。さらにマートンが内側のストレートをレフト線への適時二塁打で、さらに1点を追加。この回は砂田の持ち味である、右打者へのインコース攻めが甘く、マートンに狙い打ちされた。
ベイスターズの打線がやっと、らしさを見せたのが5回だ。
先頭のバルディリスがレフトへの二塁打で出塁する。ところが、次打者の宮崎の投ゴロの際に飛び出してしまい、三塁前でタッチアウト。チャンスをつぶしたかに見えたが、黒羽根はライト前安打でつなぐ。砂田の代打の柳田はサードゴロに倒れるも、1番の松本の代打、桑原がセンターへの適時打でまず、1点を返す。
続く白崎のライト前安打で満塁。ここで3番の梶谷がセンター前への適時打で二人が返り逆転に成功。さらに江越からの中継プレーが乱れ、白崎までホームに返り、この回一挙4点をあげるビッグイニングに。ベイスターズらしい、打線のつながりは見事だった。2失点で立ち直りそうな気配を見せていた砂田の打席で早々に代打を送った中畑監督の積極的な代打攻勢も奏功した。
逆転打の梶谷は「最近は貢献できてなくて、後半戦は苦しい立場だった。相手の岩崎投手は苦手でしたが食らいついていった。中継ぎやピッチャーが頑張ってるので良かった」と安どの表情を浮かべた。
ベイスターズの追加点は7回表。白崎が、タイガース3番手の歳内の真ん中へ入ったスライダーの失投を逃さずに、レフトスタンドへ一発。後半戦初勝利のために、どうしても欲しかったダメ押し点が入った。