第17週、パは、サファテ(ソフトバンク)、セは山田哲人(ヤクルト) 【BBC編集部が選ぶ、NPB週間MVP第17週(7/20-7/26)】
日々データ系のコラムを配信しているベースボールチャンネルでは、今季開幕から毎週セ・パ両リーグ、投打のMVPを独自にあげていく。数値からはすべてとは言えないが、現在のチーム状況が見えてくる。また今後の展望にも、ぜひ参考にしていただければうれしい。今回は、7月20日から7月26日までの集計とする。
2015/07/27
ロッテ・大嶺が完封勝利
今度は投手陣だ。
PR(Pitching Run)順。リーグの平均防御率よりどれだけ傑出しているかを見る指標となる。
野手同様にパリーグから見ていく。平均防御率は前週は4.20。今週は3.84。数字は減少したが、依然打高傾向。
ロッテの大嶺祐太は7月26日の楽天戦で、9回8被安打で完封勝利を挙げた。他に7回自責点0の投手が4人いる。ソフトバンクのバンデンハークは9奪三振。
救援投手では、ソフトバンクのサファテは4試合で4セーブ。同じく五十嵐亮太は3ホールドを記録した。オリックスの佐藤達也も3ホールド。日本ハムの白村明弘、石井裕也は5登板。
阪神先発陣が好投
続いてセリーグだ。防御率は前週の3.63から3.67と打高のまま横ばい。
阪神のメッセンジャーはこの週2回先発して自責点0で2勝。抜群のスタミナだ。広島のジョンソンも2回先発で15奪三振。阪神の藤浪晋太郎は7月24日のDeNA戦で5安打完封。
救援投手ではヤクルトのバーネットが5回登板して5セーブ、同僚のロマンが5回登板して5ホールド。
投手のMVP、先発投手。パは、大嶺。救援、4セーブのソフトバンクのサファテとする。
セの先発投手は阪神のメッセンジャー、救援投手は同僚、バーネットより防御率が良いヤクルトのロマン。
今週のパリーグの投打の総合MVPは、4度のセーブ機会を完璧に抑えたサファテ。セリーグは、圧倒的な打撃でチームをけん引したヤクルトの山田とする。