2020年シーズンの本塁打王は誰だ? 熾烈な争いの行方は所属球団の残り試合数も影響か
2020/11/02
Getty Images
セ・リーグ
大混戦の様相を呈していたセ・リーグは、トップを走る読売ジャイアンツの岡本和真内野手が29本塁打で一歩抜け出した。10月29日終了時点では、月間3本塁打とペースが上がっていなかったが、30、31日の東京ヤクルトスワローズ戦で2試合連続本塁打を放つなど再び量産体制の兆しを見せている。
2位は2本差の27本塁打で同じく巨人の丸佳浩外野手だ。開幕当初は打撃不振に苦しんだが、7月以降は復調。8月は5本塁打、9月は4本塁打だったのに対し、10月は2桁10本塁打と驚異の追い上げを見せている。
3位は26本塁打でヤクルトの村上宗隆内野手、阪神タイガースの大山悠輔内野手が並んでいる。村上は、終盤にかけて打率こそ落としているが、本塁打のペースは上昇。対して大山は、打率は上げてきているものの、10月は4本塁打とペースを落としている。
5位は25本塁打で広島東洋カープの鈴木誠也外野手。トップの岡本とは4本差だが、残り試合数を加味するとやや厳しいか。それでも昨季首位打者と最高出塁率の二冠、2年連続30本塁打以上を放っているなど実績は十分だ。
上記5選手は、誰が本塁打王を獲得しても自身初。残り試合数は巨人、ヤクルトが7試合、阪神、広島が6試合となっている。
【次ページ】パ・リーグ