「打線に感謝してます」カープ猛打爆発で、黒田博樹は約1カ月半ぶりの勝利
28日、神宮球場でヤクルト対広島戦が行われた。試合はカープ打線がつながり、6回は集中打で5点を挙げるなど、11-2で広島が勝利した。
2015/07/29
ヤクルト打線のお株を奪う、赤ヘル打線
ヤクルトも前半、黒田をジワジワと攻める。4回裏、山田がヒットで出るとすぐさま盗塁。2死となったが大引がセンター前の適時打。悔しそうな表情を見せた黒田。0-2のカウントから打たれ、悔いの残る一球になった。
首位打者、打点、ホームランなど打撃部門の個人成績を独占し、後半戦の6試合で90安打以上を放っているヤクルト打線も、今日はそれ以上に黒田の安定感が勝った。
大量リードをもらってスライダー、カットボール、ツーシームなど豊富な球種を駆使して6、7回にはさらに切れ味を増し、打たせて取るピッチングが冴えた。111球、被安打7。奪三振は4つにとどまったが7回を投げ切って6月12日以来の7勝目。肩の炎症も心配なさそうだ。
「間が空いていたのでチームのためにいいピッチングをしたいなと思っていた。勝てて良かった。6回の四球はたまたまですが、ビックイニングになって大きかった。打線に感謝してます」と黒田はホッとした様子だった。
広島打線は9回にも3年ぶりの一軍マウンドのヤクルト、金伏を攻め、4安打を浴びせるなど4得点。二桁得点はヤクルト打線のお株を奪った。丸を1番、田中を7番に打順を入れ替え、それぞれ2打点を挙げるなど機能した。
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