【野球コラム】ホークスが誇る分厚い戦力層 長谷川、東浜、帆足、ウルフら2軍でチャンスを伺う選手たち
パリーグ首位を独走するソフトバンク。2軍ではウエスタンリーグ2位につけ、1軍昇格を狙う選手が実績を積んでいる。
2015/07/30
成績上位を占める若鷹
パリーグ首位を走るソフトバンク。後半戦も順調に勝ち星を積み重ねている。一方、2軍はウエスタンリーグで2位に付け、6.0ゲーム差で広島を追う。故障明けの調整を行う長谷川勇也、1軍昇格を狙う豪華先発陣、先輩に負けじと食らいつく若手選手たち。筑後市へのファーム本拠地移転のため、雁の巣球場で過ごすのは今年が最後。長年通いつめた鷹党の叱咤激励を背に、熱い戦いを繰り広げている。
7月に入ってようやく規定打席に到達した上林誠知は現在、打率.325で2位の阪神・中谷将大を大きく突き放し首位打者をキープしている。仙台育英高出身の2年目外野手は、内川聖一とともに自主トレを行い、プロの意識の高さを間近で体感し、充実したオフを過ごした。主に3軍で過ごした昨季から、今季は2軍での出場を増やしレベルアップを図っている。
出塁率では塚田正義が.395、盗塁では釜元豪が13でそれぞれリーグトップを走る。塚田は1軍再昇格、そして育成の釜元は期限の迫る支配下登録を目指してアピールを続けているところだ。
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