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CSファーストステージ(パリーグ)の初戦は、QS率84%の金子千尋と、対オリックス被打率.226の大谷翔平の投げ合い。勝ち上がるのは、逃げ切りのオリックスか? 機動力の日本ハムか

プロ野球は、明日からいよいよクライマックスシリーズがスタートする。パリーグは、京セラドームでオリックス対日本ハムが行われる。初戦は両チームのエース、金子千尋対大谷翔平が先発する。

2014/10/10

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早めの援護で、金子で初戦をとりたいオリックス

 ソフトバンクとの球史に残る激戦の末、優勝は惜しくも逃したオリックスと、昨年の最下位から3位と立て直した日本ハムの対戦となったパ・リーグのクライマックスシリーズ・ファーストステージ。

 注目はなんといっても金子千尋と大谷翔平の対決だ。予告先発が発表され、第1戦での投げ合いが決まった。意外にも今回が初対決となる。

 金子は26試合に登板しリーグ最多の16勝5敗。防御率は両リーグで唯一1点台の1.98。6イニング以上投げ自責点を3以内に抑えたQS(クオリティスタート)率も両リーグトップの84.6%。今季5イニング未満で降板した試合は1試合もなく、抜群の安定感を誇る。

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 金子と日本ハム主力野手陣の対戦成績を見ると、陽岱鋼は10打数0安打と抑えている。中田翔に対しては11打数4安打1本塁打。金子が注意したいのは、西川遥輝と中島卓也の1、2番コンビだ。西川に対しては10打数3安打だが、中島には5打数4安打。打数が少ないとはいえ気になる数字である。

 ちなみに、大谷が打席に入ることはないだろうが、打者大谷と金子の対戦成績は4打数2安打だ。
 気になると言えば、もうひとつ。今季、金子は日本ハム戦に3試合登板し、1度も勝っていないのだ。
 日本ハム戦で金子が先発した時の援護点が2点未満と極端に少ない。オリックス打線は早めに金子を援護し、試合の主導権を握りたい。

 金子に限らず、オリックス投手陣が警戒したいのは日本ハムの機動力。チーム盗塁数134は両リーグトップ。ただ走るだけではなく成功率も高い。

 182回試み、134回成功、成功率は73.6%。オリックスの成功率は68.5%と5%以上低い。

 43個で盗塁王のタイトルを獲得した西川は、成功率79.6%。オリックス戦では5回盗塁を試み、すべて成功させている。

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