日本ハム打線が繋がり貯金15、ルーキー有原が5勝目 オリックスは山田が復活
29日、ほっともっと神戸でオリックス対北海道日本ハムが行われ、日本ハムが9-0で勝利した。
2015/07/30
効果的に適時打が出た日本ハム
オリックスは今日勝てば月間MVPの可能性もある東明、日本ハムはドラフト1位ルーキー有原が先発。有原、東明ともに初回は三者凡退に打ち取り上々の立ち上がり。有原は2回に中島、宮崎にヒットを許すも中島の盗塁死もあり、切り抜ける。
一方の東明は、3回に西川にセンター前へ運ばれると、2番・田中賢介に適時二塁打を浴びる。続く陽にも適時打を打たれ、この回2点を先制される。
日本ハムは5回も再び西川がライト前安打を放つと、東明をとらえ、1番・中島が右中間を破る適時二塁打、さらに2番・田中賢介が2打席連続の適時打。これで東明をマウンドから引きずり下ろした。東明は4回1/3、被安打6、失点5の内容だった。
日本ハム打線の猛攻は止まらない。続く代わったマエストリは陽打ち取るも、4番・中田に四球を与えると、5番の近藤がライトへ適時2塁打、とどめはレアードの19号3ランでこの回だけで一挙6点、点差を8点に広げた。
8回には、4番手の前田が失策も絡んでピンチを迎えると、陽に適時打。ダメ押しとなった。
オリックスは毎回のように走者を出すものの、打線がつながらなかった。味方の大量援護に守られた有原は自身最多の126球を投げて、6安打3三振無失点で5勝目。8回は屋宜、9回は乾がオリックス打線相手に無失点リレー。日本ハムは貯金を15とした。
オリックスは、6回から支配下登録されたばかりの山田修義が2シーズンぶりに登板。2回を無失点に抑えた。
▼7回を126球無失点の日本ハム、有原航平のコメント
「自分の内容的にはよくなかったんですけど、大野さんも盗塁を刺してくれましたし、守備もしっかり守ってくれたので勝てたと思います。今日は大量点を取ってもらって投げやすい環境だったので、次回はもっと長い回を投げられるように頑張ります」
▼先発したオリックス、東明大貴のコメント
「相手ピッチャーが0に抑えていましたし、ランナーを出しながらでもなんとか粘って、もっと長いイニングを投げたかったんですが、粘りきることができませんでした」
▼敗れたオリックス、福良監督代行のコメント
「今日は山田が良かったよ。真っ直ぐも出てたし。今日の収穫だね。東明は少し置きに行っていたかな。恐がってた。それが東明の課題なんだけどね。次はやってくれると思う。打線は糸井もナカジもいい。Tも感じ的には悪くない。足を絡めた野球は最後までやって行こうと思う。山田でしょ、今日は」