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【10・11月月間MVP】セは新人・森下暢仁とオースティンが初受賞 パは岸孝之と柳田悠岐

2020/11/18

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セ打者部門はDeNAから3カ月連続

 日本プロ野球機構(NPB)は18日、10・11月度の「大樹生命月間MVP賞」を発表。セ・リーグは、広島東洋カープの森下暢仁投手と横浜DeNAベイスターズのタイラー・オースティン内野手が受賞。パ・リーグは、東北楽天ゴールデンイーグルスの岸孝之投手と福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐外野手が選出された。
 

 
 セ投手部門は、新人・森下が初受賞。同期間の森下は先発として4勝をマークし無敗。37回を投げて防御率0.24、自責点1と文句無しの成績を収めた。球団では2014年の大瀬良大地投手以来となるルーキー二桁勝利。ルーキーの受賞は、2015年3・4月度受賞の高木勇人(当時巨人)以来5年振りで、先発投手における防御率0.24は、1992年7月受賞の野田浩司氏(阪神)の0.22に次ぐ快挙となっている。
 
 セ野手部門は、今季加入した助っ人オースティンがこちらも初受賞。オースティンは、リーグトップの打率.346、11本塁打を記録し、スラッガーとしての実力を発揮。今季は脳振とうによる長期離脱もあったが、10月4日の中日戦で1試合3本塁打を放つなど、10月は二桁本塁打をマークした。DeNAに残留することが決まっているオースティン、来季の打棒も期待大だ。また、打者部門でのDeNAからの受賞は、8月度の佐野恵太、9月度の梶谷隆幸に続いて3カ月連続となる。
 
 パ投手部門の岸は、2018年5月度以来4度目の月間MVP。10・11月度は6試合に先発登板し、リーグトップタイの5勝(無敗)、奪三振50の成績を残した。また登板6試合全てで6回以上を投げ、50奪三振と圧巻の投球でチームを牽引。前半戦出遅れたベテランが、シーズン終盤に力を発揮した。また、10月22日には、史上90人目となる通算2000投球回を達成している。
 
 パ野手部門の柳田は、2020年6・7月度に続く今季2度目、通算7度目の受賞。10・11月度は、全32試合に先発出場し、リーグトップの41安打、22打点(トップタイ)、打率.360出塁率.459の成績を残した。また、18年ぶりに月間勝利数のプロ野球記録を更新したソフトバンク(月間22勝)の大きな原動力となった。21日から始まる日本シリーズでの活躍にも注目だ。
 
 
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