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クローザー転向のブセニッツ、期待通りの打撃を見せたロメロ、昨季活躍のブラッシュはまさかの誤算に…2020年シーズンの助っ人外国人選手を振り返る<楽天編>

2020/11/29

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 2020年シーズンの全日程を消化したプロ野球。今季は特例事項として外国人枠が「5」に増加し、例年以上に各球団の運用方針が異なった。入れ替わりの激しい助っ人外国人選手の活躍は、その年のチーム成績に多大な影響を与えている。
 

 
 今回は、2020年シーズンに東北楽天ゴールデンイーグルスへ在籍した支配下助っ人外国人選手の今季成績を振り返っていく。

投手

宋家豪
投打   右投左打
今季成績 38試合(36回1/3)、1勝2敗10ホールド、29奪三振、防御率6.94、WHIP1.43
 
 来日5年目のシーズンを終えた宋。今季は開幕直後に一軍昇格を果たしたが、ビハインドや大量リード時の登板が多くを占めた。8月以降は防御率も悪化し、9月下旬に二軍降格。すぐに再昇格したが精彩を欠き、38試合に登板したものの、防御率6.94に終わった。
 
アラン・ブセニッツ
投打   右投右打
今季成績 46試合(44回)、1勝4敗18セーブ13ホールド、32奪三振、防御率2.86、WHIP1.45
 
 来日2年目のシーズンを終えたブセニッツ。今季も開幕からセットアッパーを担い、抜群の安定感を誇った。7月下旬にはクローザーへ転向し、その地位を確立。シーズン終盤は疲れも見えたが、18セーブ、防御率2.86をマークし、来季の残留も決定的だ。
 
J.T.シャギワ
投打   右投右打
今季成績 31試合(26回1/3)、3敗1セーブ6ホールド、19奪三振、防御率5.81、WHIP1.41
 
 リリーフの一角として期待された新戦力のシャギワ。開幕を一軍で迎え、当初は勝ちパターンとして結果を残した。しかし7月は不安定な投球が続き、勝ちパターンから降格。9月上旬に二軍降格となって以降も巻き返しはならず、今季限りでの退団が濃厚だ。
 
D.J.ジョンソン
投打   右投右打
今季成績 30試合(28回1/3)、1勝5ホールド、29奪三振、防御率3.81、WHIP1.66(広島時代の成績も含む)
 
 9月21日に広島東洋カープとの金銭トレードで加入したD.J.ジョンソン。来日1年目から2球団でプレーすることとなった。広島では目立った活躍はできなかったが、移籍後は一軍で登板を重ね、16試合登板で4ホールド、防御率3.07とまずまずの成績を残した。

野手

ジャバリ・ブラッシュ
投打   右投右打
守備位置 外野手
今季成績 37試合、打率.235、28安打、2本塁打、18打点、1盗塁、OPS.714(長打率.345+出塁率.369)
 
 来日2年目のシーズンを終えたブラッシュ。今季は3番打者として開幕を迎えたが、打撃不振に苦しんだ。7月以降も調子が上がらず、8月上旬に二軍降格。昨季33本塁打を打棒は影を潜め、そのまま一軍に上がることなくシーズンを終えた。今季限りでの退団が決定的となっている。
 
ステフェン・ロメロ
投打   右投右打
守備位置 外野手
今季成績 103試合、打率.272、97安打、24本塁打、63打点、OPS.893(長打率.539+出塁率.354)
 
 昨季までオリックス・バファローズで3年間プレーし、今オフに楽天へ加入したロメロ。今季は「6番・右翼」で開幕し、期待通りの活躍を続けた。9月は調子を落としたが、10月には復調。シーズン途中からクリーンアップに定着し、打率.272、リーグ5位タイの24本塁打を放った。
 
 
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