今季もセットアッパー担ったマクガフ。エスコバーは長打力なく退団へ… 2020年シーズンの助っ人外国人選手を振り返る<ヤクルト編>
2020/11/30
2020年シーズンの全日程を消化したプロ野球。今季は特例事項として外国人枠が「5」に増加し、例年以上に各球団の運用方針が異なった。入れ替わりの激しい助っ人外国人選手の活躍は、その年のチーム成績に大きな影響を与えている。
今回は、2020年シーズンに東京ヤクルトスワローズへ在籍した支配下助っ人外国人選手の今季成績を振り返っていく。
投手
スコット・マクガフ
投打 右投右打
今季成績 50試合(46回)、4勝1敗23ホールド、52奪三振、防御率3.91、WHIP1.24
来日2年目のシーズンを終えたマクガフ。今季もセットアッパーを担ったが、開幕から精彩欠く投球が続いた。9月は11試合で6ホールド、防御率0.87をマークし、状態を上げたかに思われたが、10月以降は再び防御率が悪化。それでもリーグ4位の27ホールドを挙げ、来季もヤクルトでプレーすることが決定している。
アルバート・スアレス
投打 右投右打
今季成績 12試合(67回1/3)、4勝4敗、52奪三振、防御率2.67、WHIP1.23
来日2年目のシーズンを終えたスアレス。今季は開幕ローテーションに名を連ね、好投を続けたが、7月上旬に再調整のため二軍降格となった。9月に一軍復帰後は、同月に2勝をマーク。以降は勝ち星を挙げられなかったが、防御率は2.67とまずまずの安定感を見せ、来季の残留も決まった。
マット・クック
投打 右投右打
今季成績 7試合(16回)、3敗、6奪三振、防御率7.88、WHIP2.00
先発として期待された新戦力のクック。開幕一軍は逃したが、二軍で好投を続け、8月下旬に一軍初昇格を果たした。しかし、2試合の先発登板でともに打ち込まれて二軍降格。9月下旬にはリリーフとして再昇格も不安定な投球が続き、今季限りで退団となった。
ガブリエル・イノーア
投打 右投右打
今季成績 9試合(24回)、3敗、15奪三振、防御率10.13、WHIP2.29
同じく先発として期待された新戦力のイノーア。開幕ローテーション入りも、不安定な投球で勝ち星を挙げられず、7月下旬に二軍降格となった。9月上旬にはリリーフとして昇格したが結果を残せず、シーズン途中で退団となった。
野手
アルシデス・エスコバー
投打 右投右打
守備位置 遊撃手、三塁手
今季成績 104試合、打率.273、103安打、1本塁打、30打点、6盗塁、OPS.641(長打率.329+出塁率.312)
メジャーでゴールドグラブ賞も獲得した遊撃の名手で、注目度も高かった新戦力のエスコバー。開幕戦は「7番・遊撃」で起用。守備面ではメジャー仕込みの華麗な守備を見せる一方で、粗さも目立ち、シーズン途中は三塁手としても出場した。打撃面では打率.273をマークしたが、1本塁打と長打力に欠ける物足りない成績。今季限りでの退団が決定した。
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