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「新人類」「雑草魂」「メークドラマ」…野球にまつわる新語・流行語大賞の歴代入賞語は?【前編】

2022/12/01

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【第2回・1985年】

流行語部門・銀賞「トラキチ」
 
「21年ぶりの優勝を遂げた阪神をサポートした熱狂的な応援団」を意味するトラキチ。同年は“神様”ランディ・バースが三冠王に輝く活躍で、阪神を悲願達成へと導いた。受賞者は阪神タイガース私設応援団長の松林豊氏だった。
 
流行語部門・大衆賞「投げたらアカン」
 
「青少年の非行防止キャンペーンとして、公共広告機構が流したテレビCMから生まれた流行語」。通算317勝を誇る近鉄の大投手・鈴木啓示氏が発する関西弁が、大衆の心を掴んだ。
 

【第3回・1986年】

流行語部門・金賞「新人類」
 
『朝日ジャーナル』編集長の筑紫哲也氏により名づけられた、「古い世代とは違う、まったく新しい価値観のもとに行動する若者群」を意味する新人類。旧世代から見ると自分勝手なマイナス面が際立ったものの、見方を変えれば「物おじしない」「クヨクヨしない」「明るい部分だけを見る」などポジティブな面もあった。そして新人類らしさをもって活躍し、言葉のイメージを新たにしたのが、同年にリーグ連覇を果たした西武ライオンズの若い選手たちだった。受賞した3人は、清原和博氏(新人王)、渡辺久信氏(投手三冠)、工藤公康氏(自身初2桁勝利)。
 

 

【第4回・1987年】

流行語部門・銀賞「『なんぎやなぁ』」
 
85年優勝、86年3位とAクラスの名を連ねた前年までとは打って変わって、開幕から黒星を重ねた阪神。結果この年は最下位に沈んだ。負け続ける阪神を見て、地元大阪のテレビで辛坊治郎氏と森たけし氏が言ったセリフが「なんぎやなあ」だった。
 
特別部門・特別賞「鉄人」
 
広島東洋カープの衣笠祥雄氏が、連続試合出場のプロ野球新記録を樹立し、送られた称号。2215試合を1日も休まずに出場し続けた。最近では、元阪神の金本知憲氏や鳥谷敬内野手(現ロッテ)に「鉄人」の名が冠される。

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