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「新人類」「雑草魂」「メークドラマ」…野球にまつわる新語・流行語大賞の歴代入賞語は?【前編】

2022/12/01

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【第7回・1990年】

特別部門・人語一体/語録賞「昭和生まれの明治男」
 
「マサカリ投法」が代名詞の村田兆治氏。数々の故障を乗り越え、何度も表舞台へと返り咲いた。「この野球に賭けた鬼気迫る執念と頑固さを、陰で支えた淑子婦人は『昭和生まれの明治男』と表現」し、人語一体/語録賞に輝いた。村田氏は、現役引退後もその速球は健在で、2016年に行われた始球式では当時66歳ながら球速表示は130キロを超えていた。
 

【第8回・1991年】

表現部門・金賞「川崎劇場」
 
ロッテ・オリオンズがこの年を最後に消滅(翌年から千葉ロッテマリーンズ)。「熱狂的な応援団と名物監督・金田正一のパフォーマンスは、本拠地・川崎球場の名から『川崎劇場』と称されていた」。
 

 

【第10回・1993年】

新語部門・銅賞「FA(フリーエージェント)」
 
1993年はFA元年だ。一球団に一定期間以上在籍すれば、他球団への移籍の自由が認められる新制度「フリーエージェント」が開始されたのだ。初年度は、中日から巨人へと移った落合博満氏をはじめ、5人が宣言した。
 
大衆語部門・金賞「親分」
 
前年5位から、首位と1ゲーム差の2位まで躍進を遂げた日本ハム。そのチームを率いたのが大沢啓二氏だ。豪快なチーム作りと戦いぶりで観客を魅了し、「いつ、誰が言うともなく『親分』と呼ばれるように」なった。
 
特別賞部門・年間傑作語録賞「悪妻は夫をのばす」
 
落合博満氏の夫人である信子さんが書いたエッセー本のタイトル。猛女である信子さんと、甘えん坊で何でも言いなりになる落合氏のやりとりが軽妙に描かれた。

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