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「ハンカチ王子」「トリプルスリー」「神ってる」…野球にまつわる新語・流行語大賞の歴代入賞語は?【後編】

2022/12/01

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【第25回・2008年】

選考委員特別賞「上野の413球」
 
野球ではないが、この記録も記しておきたい。北京オリンピックの女子ソフトボールで、エース上野由岐子投手が、準決勝以降2日間に1人で投げ抜いた投球数。日本ソフトボール界に金メダルをもたらした。
 

【第26回・2009年】

トップテン「ぼやき」
 
楽天で指揮を執った野村克也監督は、試合後インタビューでの「ぼやき」が名物となった。野村監督のぼやきには、勝つために必要なエッセンスや、名言の宝庫だ。「マーくん、神の子、不思議な子」などはいまでも覚えている人が多いのではないか。
 

【第27回・2010年】

特別賞「何か持っていると言われ続けてきました。今日何を持っているかを確信しました…それは仲間です。」
 
早稲田実業から早稲田大に進学した斎藤佑樹投手。キャプテンとして迎えた2010年、50年ぶりとなる早慶優勝決定戦を10-5で制し、早大は通算42度目の優勝を果たした。試合後、斎藤は「最後に、ひとつだけ言わせて下さい」「何か持っている…それは仲間です」とコメントを残し、自身2度目となる新語・流行語大賞入賞を果たした。
 

 

【第30回・2013年】

選考委員特別賞「被災地が、東北が、日本がひとつになった 楽天、日本一をありがとう」
 
2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた東北。地元仙台の球団である楽天は、2006年に創設後、リーグ優勝には届いていなかった。選手会長・嶋基宏捕手の「見せましょう。東北の力を。見せましょう。野球の底力を」とファンに誓った言葉はこの年実を結ぶこととなる。楽天は星野監督の下、球団史上初のリーグ優勝、日本一を成し遂げた。

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