スピードアップ賞にセから戸郷翔征と近本光司、パから石川柊太と小深田大翔が選出 石川「狙っていました」
2020/12/15
日本野球機構(NPB)は15日、日本プロフェッショナル野球組織がコミッショナー表彰として、試合を心地よく、魅力的にするためにスピーディーに進めた選手及びチームに贈る「ローソンチケット スピードアップ賞」を発表した。
選手表彰では、セントラル・リーグ投手部門で読売ジャイアンツの戸郷翔征投手、打者部門で阪神タイガースの近本光司外野手が受賞。パシフィック・リーグ投手部門は福岡ソフトバンクホークスの石川柊太投手、打者部門は東北楽天ゴールデンイーグルスの小深田大翔内野手が受賞した。
投手部門は、先発で100投球回以上または救援で40投球回以上に到達した選手、または総投球回数が100投球回を超える投手の中で、レギュラーシーズンにおいて最も平均投球間隔(無走者時)が短かった投手が選出。戸郷が10.8秒、石川が8.8秒を記録した。
野手部門は、規定打席に到達した選手の中で、レギュラーシーズンにおいて最も相手投手の平均投球間隔(無走者時)が短かった打者が選出。近本が12.0秒、小深田が12.7秒を記録した。
また、レギュラーシーズンにおいて最も平均試合時間(9回試合のみ)が短かったチームが選出されるチーム表彰では、セ・リーグは3時間4分で中日ドラゴンズ、パ・リーグは
は3時間11分でオリックス・バファローズが選出。中日は2年連続、オリックスは3年連続の受賞となった。
各選手のコメントは以下の通り。
巨人・戸郷のコメント
「このような賞をいただきとても嬉しく思います。来年は今年以上の成績を出せるように、そして投球のテンポ、リズム、投球スピードも意識しながら頑張ります。来年も同じ賞をとりたいです。」
阪神・近本のコメント
「この度はこのような賞をいただきありがとうございます。シーズン中は打席に入る前に頭を整理して、打席に入ってからは投手との勝負に集中していたので、それがスピードアップにつながったのではないかと思います。来季も1打席1打席集中して、しっかり結果を残せるように頑張りますので、これからもご声援お願いします。」
ソフトバンク・石川のコメント
「ローソンチケット スピードアップ賞、ありがとうございます。自分の投球スタイルともマッチしているこの賞には、自分自身思い入れがあり、3年前から「是非受賞したい」と狙っていました。「ローソンチケット スピードアップ賞」の存在が、自分の頑張る原動力の一つになっているといっても過言ではありません。まだまだ、自分の実力や成績について満足できない部分はたくさんありますが、スピードアップは自分自身の問題なので、もっとテンポよい投球をして、この賞の価値が高まるように精進して行きたいです。受賞できて本当に嬉しいです、来年も受賞できるように頑張ります!」
楽天・小深田のコメント
「1年目からこのような賞をいただけて嬉しく思います。特に意識はせず、これまでどおりにやった結果なので、来年もこのスタイルでいただけたら嬉しいです。投球間隔は短く、でも、ピッチャーには多くの球数を投げさせられるように頑張ります。」