【野球殿堂入り選手一覧】野球殿堂入りとは。対象者、選考方法等の条件は? 競技者表彰(プレイヤー・エキスパート)と特別表彰
2021/01/13
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公益財団法人野球殿堂博物館による「2021年野球殿堂入り通知式(競技者表彰及び特別表彰)」が14日に開催される。
2021年の野球殿堂入り候補者には、プレイヤー表彰部門では、井端弘和氏や高橋由伸氏ら新たに11人が加わり、計30人に。エキスパート表彰の候補者は有藤通世氏らを加えた20人が候補となる。また、特別表彰は10人が候補に挙がっている。(→2021年候補者一覧)
公式サイトによると、野球殿堂は「日本の野球の発展に大きく貢献した方々の功績を永久に讃え、顕彰するために1959年に創設」された。殿堂入り後、表彰レリーフ(ブロンズ製胸像額)が、野球殿堂博物館内の殿堂ホールに掲額され、その名誉を讃えられる。
表彰項目は、大きく分けて競技者表彰と特別表彰の2つ。競技者表彰は、さらにプレイヤー表彰とエキスパート表彰に分かれ、対象者、選出方法がそれぞれ異なる。2020年は、田淵幸一氏がエキスパート表彰、故・前田祐吉氏と故・石井連藏氏が特別表彰でそれぞれ殿堂入りを果たした。同年時点で、計207名が名を連ねている。
対象者・選考方法は以下のとおり(野球殿堂博物館HPより)。
競技者表彰
【プレイヤー表彰】
■対象者
現役を引退したプロ野球選手で、引退後5年以上経過した人。その後15年間が選考対象となる。
■選出方法
野球報道に関して15年以上の経験を持つ委員(約300人)が投票。75%以上得票した人が殿堂入りとなる。
【エキスパート表彰】
■対象者
①現役を引退したプロ野球のコーチ、監督で、引退後6ヶ月以上経過している人。
②現役を引退したプロ野球選手で、引退後21年以上経過した人。
■選出方法
殿堂入りした人(約30名)、競技者表彰委員会の幹事と野球報道年数30年以上の経験を持つ委員(約70名)が投票。75%以上得票した人が殿堂入りとなる。
特別表彰
■対象者
①現役を引退したアマチュア野球の競技者(選手、コーチ、監督)で、選手は引退後5年、コーチ、監督は引退後6ヶ月以上経過している人。
②プロ及びアマチュア野球の審判員で、引退後6ヶ月以上経過している人。
③プロ及びアマチュア野球の組織または管理に関して野球の発展に顕著な貢献をした人、しつつある人。
④日本の野球の普及及び発展に顕著な貢献をした人、しつつある人
■選出方法
プロ野球の役員及び元役員、アマチュア野球の役員、野球関係学識経験者(14名)が投票。75%以上得票した人が殿堂入りとなる。