“神の子”田中将大は日米通算でも歴代2位相当。NPB通算勝率ランキング、現役最高は同僚・岸孝之
2021/02/12
東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手が8年ぶりに日本球界に復帰した。田中といえば、当時の楽天監督・野村克也氏に“神の子”と評され、ルーキー時代から勝利を引き寄せる投球が持ち味だった。ギネス世界記録にも認定された「1レギュラーシーズン24連勝」、「レギュラーシーズン28連勝」「(ポストシーズンも含めた)30連勝」など、数多くの伝説を残した右腕について、今回は「通算勝率」にフォーカスしてみたい。
田中将大の成績
まずは、田中の通算勝率を振り返ってみよう。
田中将大
NPB (1315回) 99勝35敗、勝率.739
MLB(1054回1/3) 78勝46敗、勝率.629
日米通算(2369回1/3) 177勝81敗、勝率.686
田中の現時点でのNPB通算勝率は.739。楽天での7年間では、Aクラス2度、Bクラス5度と決して強いチームにいたとは言い難いにもかかわらず、高卒1年目からフル回転し、最終年の24勝を除いても勝率.681と抜群の数字を残している。海を渡っても、勝利を引き寄せる投球は健在で、メジャーの舞台でも通算32個の貯金を作った。2020年こそ短縮シーズンで3勝3敗のタイに終わったが、キャリアを通じて1度も負け越しを喫していない。
【次ページ】通算勝率ランキングでは2位相当?