カープ勝負の夏、カギ握る助っ人陣 緒方監督、外国人選手のチョイスと起用はいかに
どこのチームにも優勝のチャンスがある今年のセリーグ。いよいよ、勝負の夏を迎えた。この混戦を抜け出すうえで、カープ自慢の助っ人陣の活躍がカギを握ることになるだろう。
2015/08/09
石原との呼吸もぴったりのジョンソン
6連戦が続くカープの夏は、外国人選手の活躍がチームの浮沈を握りそうである。
開幕からローテーションを守る左腕・クリス・ジョンソンはこう話す。
「このセリーグは大混戦で、各チームにとって厳しい戦いになっています。1週間で順位がゴロッと変わる。それだけに1試合1試合が大事だし、雨天中止で秋口に順延されたゲームの戦いも非常に大事になると思います」
彼自身も、7日のジャイアンツ戦では、7回無失点13奪三振の好投を見せるなど、状態は良いようだ。
「キャッチャーの石原とのコンビネーションも良好だし、コンディショニングもうまくいっています」
そう話す表情はきわめて明るい。
来日してからトレーナーと意見交換を重ね、中5~6日の間のトレーニングに強弱をつけるようにした。ランニングメニューの量や質にアクセントをつけることで、安定したパフォーマンスを維持している。
ベテラン捕手・石原慶幸のキャッチングとリードの全幅の信頼置くことで、低めの変化球も大胆に配するピッチングを可能にしている。
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