第18週、パは、秋山翔吾(西武)、セはマートン(阪神) 【BBC編集部が選ぶ、NPB週間MVP第19週(8/3-8/9)】
日々データ系のコラムを配信しているベースボールチャンネルでは、今季開幕から毎週セ・パ両リーグ、投打のMVPを独自にあげていく。数値からはすべてとは言えないが、現在のチーム状況が見えてくる。また今後の展望にも、ぜひ参考にしていただければうれしい。今回は、8月3日から8月9日までの集計とする。
2015/08/10
日本ハムは楽天戦3連勝で立て直す
そろそろ各チームは100試合を消化、最終コーナーが見えてきた。チーム成績から見ていく。
セ・パとも大きく勝ち越したチームはなし。
パリーグは楽天が1勝5敗と不振。日本ハムにスイープされたのが痛い。
セリーグは広島、阪神が4勝2敗、ヤクルト、巨人が2勝4敗。
リーグの平均防御率はパが3.44とやや打高に振れる。セは3.25と投高になる。
西武・秋山の安打量産ペースは衰えず
次に打撃成績のランキングだ。
安打、長打、三振、四死球、盗塁、犠打犠飛などの要素を加味したオフェンスの総合指標であるRC(Run Create)順。赤字はリーグ最高。RC10傑と各部門の最高記録を持った選手。RCは1試合1を超えればトップクラス。
パリーグから見ていく。
西武の秋山翔吾が週間10安打で本塁打も最多タイ。打率は再び.380に近づきつつある。チームの連敗中も秋山は好調を維持していた。ソフトバンクの明石健志も10安打。本塁打は李大浩も2本塁打。打点はオリックスの中島裕之、日本ハムのレアード、西武の中村剛也、ロッテのデスパイネが6打点。中村はNPB最多になる通算16本目の満塁本塁打が効いた。最多盗塁は西武の外崎修汰が4つ記録した。
阪神・マートンが復調
続いてセリーグだ。
前半戦はスランプに陥っていたマートンが13安打打率5割の猛打。僚友ゴメスもトップの8打点。本塁打は巨人の村田修一、長野久義が2本塁打でトップ。盗塁は梶谷隆幸が3でトップ。
野手のMVPは、パが西武の秋山。セが阪神のマートン。