2021年シーズン飛躍が期待される選手は?ーー12球団ブレイク候補選手【ヤクルト・野手編】
2021/04/19
元山飛優
内野手:元山飛優
投打:右投左打
生年月日:1998年12月4日(満23歳)
身長180センチ、体重79キロ
入団:2020年ドラフト3位
1人目は、ドラフト3位ルーキー・元山飛優。
元山は、佐久長聖高、東北福祉大を経て、今季入団。大学では2年春にレギュラーへ定着し、打率.486、12打点で最高打率賞(首位打者)、最多打点賞、ベストナイン、最優秀選手(MVP)の4冠に輝いた。以降も、プロでもチームメイトとなった山野太一投手(現ヤクルト)らとともにチームを牽引し、最高学年にはチームの主将を務めるなどキャプテンシーも発揮。3年時には大学日本代表にも選出され、国際大会も経験した。
入団時には、宮本慎也氏の引退後は欠番となっていた背番号「6」を継承。大きな期待を背負った今季は、元山を含む大卒ルーキー4人全員が、春季キャンプ一軍スタートとなった。オープン戦では打率.091となったが、持ち味の内野守備で無失策とアピール。開幕一軍メンバーに名を連ねた。
3月27日の阪神タイガース戦で、3回途中から遊撃の守備についてプロ初出場。同試合では第2打席でプロ初安打、第4打席でプロ初本塁打を放つ鮮烈デビューを飾った。その後は、15日終了時点で11試合に出場。打率.167、1本塁打の成績となっている。
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