「Bsオリ達デー」3万6154人を集客 浸透しつつある、オリの”パッケージとして楽しめるハード作り”【どら増田のオリ熱コラム #52】
オリックスは15日、男性ファン対象イベント「Bsオリ達デー」を開催した。「Bs夏の陣2015」追加公演となった14日も含め、神戸・京セラは連日の大入りだった。
2015/08/16
ファンの声に応えた、男性ファン対象イベント
オリックスは15日、男性ファン対象イベント「Bsオリ達デー」を開催した。このイベントは4月29日と5月29日に開催された、女性ファン対象イベント「Bsオリ姫デー」に対して「男性ファン向けのイベントもやって欲しい」というファンの声に球団が応えたスピンオフ企画である。
京セラドームの3階(下段客席部分)に登った瞬間、明らかに空気が違うことに気付いた。”暑い”のではなく”熱い”。「Bs夏の陣2015」”追加公演”となった前日14日のほっともっと神戸では、実数発表以降最多となる3万4989人を動員。今季京セラドームで好調を続けているオリックスの動員力が、神戸にも飛び火したのは言うまでもない。オリックスファンはもちろん、もともと神戸が好きなマリーンズファンも関東や全国から大挙として遠征していた。大半の遠征組は京セラドーム2連戦も”残留”を決めており、15日の当日券は指定席が早々に完売。試合が始まると自由席も完売し、今年3度目の3万6154人(超満員札止め)を記録した。ちなみに16日の指定席も15日の時点で前売り分が完売した。
「ユニが貰えるから遠征を決めました」
これは関東から遠征して来たマリーンズファンの声だ。
確かに14日の神戸は前売り券購入者に「Bs夏の陣2015オリジナルユニフォーム」が、15日の京セラでは男性客全員に「Bsオリ達ユニフォーム」が無料配布された。オリックスのユニフォームやデザインに関しては他球団ファンからの評判がいい。前出のファンのようにマリーンズファンであっても「ユニフォーム配布」がキッカケとなり、夏休みの観光も兼ねて遠征を決めたファンは少なくないだろう。またオリックスが京セラで、ビジターファンに提供している「ビジターチーム練習見学ツアー」にもたくさんのマリーンズファンが参加し、練習風景を写真におさめる姿が見られた。
今回の「Bsオリ達デー」では5月の「Bsオリ姫デー」で行われ好評だった「Bsオリ姫vsカープ女子」をさらに発展した形で「Bsオリ達vs千葉ロッテ男性ファン」(16日は女性ファンも参加)による5番勝負が行われた。
カープ女子に敗れたオリ姫の仇を討つべく、初戦の「腕相撲対決」ではオリ達が勝ち”先制”したが、続く「いてまえドッグ早食い対決」「リレー対決」ではマリーンズ男子が連勝を許し逆転。試合直前のグラウンドで行われた「リレー対決」の勝利に、パンパンに埋まっていた三塁側レフトスタンドのマリーンズファンからは、大歓声とともに大きな拍手が送られた。
しかし後がないオリ達は「激辛対決」で辛勝すると、5回裏終了後にグラウンドで行われた”最終決戦”「綱引き対決」ではオリ達が最後の底力を見せて勝利。
試合も6-0でオリックスが勝利し、イベント対決とあわせて制した。