2021年シーズン飛躍が期待される選手は?ーー12球団ブレイク候補選手【ソフトバンク・投手編】
2021/04/21
杉山一樹
投手:杉山一樹
投打:右投右打
生年月日:1997年12月7日(満24歳)
身長193センチ、体重102キロ
入団:2018年ドラフト2位
1人目は、社会人出身の3年目・杉山一樹投手だ。
杉山は、駿河総合高、三菱重工広島を経て、2018年ドラフト2位で入団。高卒で社会人の道に進むと、150キロを超える速球を武器にリリーフで台頭し、補強選手として都市対抗にも出場した。
即戦力としても期待された19年は、一軍でわずか2試合の登板に終わると、オフにチームのエース・千賀滉大投手に弟子入り。昨季は二軍で主に先発として14試合(60回)を投げ、イニングを大きく上回る83奪三振、防御率2.55をマークし、ウエスタン・リーグの奪三振王となった。さらに、リリーフ要因として一軍でも11試合に登板。16回2/3を投じて、22奪三振、防御率2.16とブレイクの兆しを見せた。
飛躍が期待される今季は、指揮官の工藤公康監督が先発起用を示唆。オープン戦途中でリリーフ起用が決まったが、自己最速の158キロを記録するなどアピールを続け、初の開幕一軍入りを果たした。開幕後は18日終了時点で7試合(4回1/3)を投げ、6奪三振、11与四球、防御率4.15の成績。昨季に続いて高い奪三振能力を発揮しているものの、制球力に課題を残している。
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