第20週、パは、増井浩俊(日本ハム)、セは呉昇桓(阪神) 【BBC編集部が選ぶ、NPB週間MVP第20週(8/10-8/16)】
日々データ系のコラムを配信しているベースボールチャンネルでは、今季開幕から毎週セ・パ両リーグ、投打のMVPを独自にあげていく。数値からはすべてとは言えないが、現在のチーム状況が見えてくる。また今後の展望にも、ぜひ参考にしていただければうれしい。今回は、8月10日から8月16日までの集計とする。
2015/08/17
混セも徐々に差が開き始める
ポストシーズン進出へ向けて、中位のチームのせめぎあいが上げしくなる時期。
チーム成績から見ていく。
パリーグはソフトバンクが好調を維持。追いかける日本ハムも好調だがその差は縮まらない。
セリーグは阪神が大きく勝ち越す。2位以下のチームは貯金できず。
リーグの平均防御率はパが3.87とさらに打高に振れる。セは3.12と投高が続く。
ソフトバンク・柳田が首位打者に
次に打撃成績のランキングだ。
安打、長打、三振、四死球、盗塁、犠打犠飛などの要素を加味したオフェンスの総合指標であるRC(Run Create)順。赤字はリーグ最高。RC10傑と各部門の最高記録を持った選手。RCは1試合1を超えればトップクラス。
パリーグから見ていく。
ソフトバンクの柳田悠岐が打率5割の大当たり。西武の秋山翔吾が不振だったので首位打者に躍り出た。チームメイトの李大浩が本塁打、打点の二冠。盗塁は柳田、秋山を含む6人が2つ記録した。
ヤクルト・山田が止まらない
続いてセリーグだ。
パの柳田とともにトリプルスリーの可能性がある山田哲人が安打、本塁打、盗塁、打率でトップ。本塁打は大引啓次、丸佳浩、筒香嘉智、新井貴浩も2本放った巨人の立岡宗一郎が11安打、3盗塁。片岡治大も3盗塁。
野手のMVPは、パがソフトバンクの柳田、セがヤクルトの山田。ともに6回目の選出だ。