同期・西野の活躍が刺激に 疾風の如く現れたオリ小田は”終盤戦の救世主”【どら増田のオリ熱コラム #53】
オリックスにまた一人、期待のルーキーが現れた。昨年ドラフト8位で入団した小田裕也だ。前半戦にブレイクしつつも、怪我で途中離脱した昨年ドラフト7位の西野真弘とは寮も隣同士で仲が良く、互いに刺激を受け合っている。
2015/08/19
西野は刺激を受ける存在
「足を絡めた野球をしたいです」
今月5日に再登録された小田は、QVCマリンフィールドで試合前、報道陣に囲まれるとこのように答えた。この日、登録後2番ライトで即スタメンに名を連ねると、第1打席で送りバントをしっかり決め、第2打席ではロッテ、イ・デウンのストレートをライト前に運び、プロ初安打を記録した。
翌日はロッテの先発が左腕の古谷だったため、スタメンを外れたが、7日の西武戦からは1番打者として連続出場中。2番の岩崎恭平との1、2番コンビが固定化しつつある。
12日の福岡では初ホームランを放ち、地元九州で初のヒーローインタビューを行った。また15日には「ホームランよりもこだわりがある」三塁打も記録。本拠地での初ヒーローインタビューも経験した。
「ファンの方に見たいと思ってもらえるのはうれしい」
西野とのライバル関係について聞いてみると「ポジションも違いますし、そういう意識はしてないんですけど、すごく仲もいいし、寮で部屋も隣りなんで、刺激を受ける存在ですね」と笑顔で答えてくれた。
またオリ姫デーで西野が、オリ達デーでは小田がヒーローインタビューに選ばれ、ファンの間から小田と西野の1、2番を見てみたいという声が出ていることを伝えた。
小田は、「面白いですね。ファンの皆さんに見たいと思ってもらえるのはうれしいし、ホント偶然なんですけど、ボクも2人でやってみたい気持ちがあります」と少し驚いた表情で答えた。
西野の話をする時の小田は本当にうれしそうだった。最近も一軍のピッチャーや二軍の球場(「ここは暑いよ」など)の情報交換をしているという。