最も多く犠打を決めたのは誰? “バントの神様”の数字は世界記録に…NPB、通算犠打数ランキング1〜5位。【プロ野球歴代最高記録】
2021/05/23
第5位:西武黄金期の司令塔
伊東勤 305犠打(実働期間1982-2003)
生年月日:1962年8月29日
身長/体重:181センチ/84キロ
投打:右投右打
経歴:(熊本工-所沢高-)西武
ドラフト:1981年ドラフト1位
西武黄金期の司令塔を担った伊東。巧みなリードで投手陣を引っ張るなど捕手としての能力に目が行きがちだが、打撃でも高い貢献度を見せていた。
1981年ドラフト1位で入団。83年からレギュラー格を担うと、不動の正捕手となった85年からは4年連続リーグ優勝、86年からの3年連続日本一に大きく貢献した。
また、同時期の西武は黄金期を迎えており、「AKD砲」などを擁する強力打線を形成。下位を打っていた伊東も、勝負強さと堅実な打撃で“恐怖の9番打者”として存在感を放った。
タイトルを見ると、打撃主要部門の受賞歴はないが、ベストナイン10度、捕手としては歴代最多11度のゴールデン・グラブ賞を受賞。犠打数では突出したシーズンこそ少ないが、コンスタントに数字を積み上げ、確実に得点機を作っていた。
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