甲子園球場で最も勝った投手は? 球場別通算勝利数ランキング1〜5位【プロ野球通算成績】
2022/02/08
産経新聞社
1位:村山実 117勝(阪神117勝)
2位と20勝以上の差をつけトップに立ったのは、絶対的エース・村山実だ。
村山は、住友工、関西大を経て、1959年に入団した。身体全体を使った「ザトペック投法」から投じる力強い速球を武器に1年目から18勝10敗、294奪三振、防御率1.19をマーク。いきなり最優秀防御率と沢村栄治賞に輝いた。
以降も勝ち星を重ね、25勝を挙げた65年、24勝を挙げた66年には2年連続沢村栄治賞を受賞した晩年まで圧倒的な成績を残し続け、70年には戦後唯一のシーズン防御率0点台(防御率0.98)を達成。引退後、村山の背番号「11」は球団の永久欠番となった。
通算成績は、509試合(3050回1/3)を投げ、222勝147敗、2271奪三振、防御率2.09。勝利数の半数以上を本拠地・甲子園球場で記録しており、トップ5の中では最も地の利を活かしていた。