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連敗は今季4回のみ 首位独走・ソフトバンクの勝負強さ

日本ハムとの1、2位対決を1勝1敗1分で終えたホークス。今季は連敗がわずかに4回。接戦も確実に拾うだけの勝負強さがチームに備わっている。

2015/08/30

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1、2位対決は1勝1敗1引分

 先頭の今宮健太が中前安打で出塁すると、四球と内野安打で一死満塁に。そこで打席に入った松田宣浩はボテボテの遊ゴロながら、一塁へ激走。併殺崩れの間に三塁走者が還り、これが決勝点となった。

「世界陸上見ててよかった。100メートル決勝に出た気分」と全力疾走を笑顔を見せた。さらに「久々に短期決戦の雰囲気だった」と、これから始まるポストシーズンを先取りする試合感覚を味わった。

 2位の日本ハムとの直接対決でカード初戦を落とし、負け越しは避けたいチーム状況の中、中継ぎ陣が乱れ同点に追いつかれても、泥臭く1点を取り勝利に繋げた。ソフトバンクの強さは連敗をしないことにある。112試合を終え、連敗したのは4回のみ。そのうち3連敗が1回、2連敗が3回と負けが続かないのは驚きの数字だ。

 第3戦も7回にスタンリッジがつかまり、2点先制されるも、その裏にすぐ代打の吉村のタイムリーで同点に追いつくと、その後は五十嵐、サファテ、森、嘉弥真、二保とつなぎ、引き分けで終えた。

 マジックは29日試合終了時点で19となり、リーグ連覇へまっしぐら。「相手が負ける計算はしていない。残り試合をしっかり勝つことを目的にやるだけ。あと19回勝つんだという気持ちで戦う」と29日の試合後の取材で、指揮官は力を込めた。

 根性論ではないが、勝ちへの執念の強さやここ一番で力を発揮できる選手のメンタルと技術の高さが伺える。

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