首位ターンから一転 数字に表れた、DeNA後半戦苦戦の理由
前半戦首位で折り返したDeNAは、後半戦に入ると一転苦しい戦いを強いられ、現在はBクラス。一体なぜこのような状況になってしまったのだろうか。
2015/09/02
ベースボールチャンネル編集部
勝利の方程式につなげ
大きく負け越した8月だったが、わずかに明るいニュースも見えてきた。
投手陣については、疲労蓄積で登録抹消されていた井納が二軍で実戦復帰を果たし、新外国人投手ビロウも課題とされていたクイックを修正して満を持して一軍デビューが示唆されている。
リリーフ陣も昨年の守護神三上が故障から復帰し、復帰後10試合で無失点。エレラも8月は12試合に登板して自責点1で被安打はわずかに2と調子を上げている。
小さな大魔神こと山崎康晃と三上・エレラの勝ちパターンの継投はDeNAの大きな強みだろう。
打線も、8月月間打率.344本塁打5本を記録したロペスに、4番筒香も8月月間打率.304本塁打4本を記録しており調子は悪くない。
固定できなかった1番打者にも、2011年に54試合1番で出場した下園が、8月28日の試合で約4年ぶりに1番で出場すると、持ち味の選球眼の良さも活かして、4打席すべてで出塁し勝利に貢献。クリーンアップの前にどれだけランナーを貯めるかという課題にもヒントが示された。
泣いても笑っても残り21試合。
横浜DeNAベイスターズ、2015年最後の戦いがいよいよ始まろうとしている。