ドラ3ルーキー小川龍成、首位のチームで一軍帯同つづく 出場機会少は練習でカバー「気合いを入れてやっている」【千葉ロッテマリーンズ・若手選手インタビュー連載#11】
2021/09/17
首位を走るチームにおいて
「途中から代走であったり、守備であったり。代走で出たらやっぱり盗塁を決めることをまず自分の中でも、監督、コーチの中でも、多分思っていることだと思うので、そこが自分の役割として大きいかなと思います」
ルーキーながら首位を走るチームで、自分に求められる役割を分析する小川。ロッテはチーム出塁率リーグ1位を誇っており、出場機会はこれからもまだまだあるだろう。7月に行われたフレッシュオールスターでは、途中出場で試合を決める適時三塁打を放ち、優秀選手賞も獲得。「自分なりに楽しんでいければいいかな」という気持ちで臨んだ大舞台で結果を残した。勝負所でバットでも力を発揮できるところを証明した。
「首位にいるので、チームに貢献できるような(プレーをしたい)。途中から(出場すること)が多いと思うんですけど、自分に求められていることを、緊張した試合であったりとか、大事な試合で、そういったところを任せられるように、結果にこだわってやっていきたいと思います」
最後にどんな選手になりたいかを訊ねると、
「まずはレギュラーを取って、チームの中心の選手になるっていうのが一番だと思うので。結果もそうですし、自分の存在だけでチームがプラスになるような、そういった選手になっていきたいなと思っています」
と力強く答えてくれた。
センターラインに不動のレギュラーがいるチームは強い。そして小川は、その素質を十分に備える選手だ。まずは守備・走塁と持ち味を磨いて経験を積み、ゆくゆくはレギュラー取りへ。未来の内野の要を担う小川の今後に期待したい。
取材・文 森田深志