“それが試合で出てしまった”。守備職人・小川龍成の脳裏に焼き付いて離れないプレーとは【千葉ロッテマリーンズ・若手選手インタビュー連載#17】
2022/02/12
千葉ロッテマリーンズ
課題の打撃は“役割”を意識する
昨年最も苦労したのが打撃面だ。
「打撃面でなかなか率が残せなかったりとか、ちょっとヒットが出なかった時期もあったので、そこでやっぱり自分のバッティングをなんとか変えていかなきゃいけないなと感じました」
ファームでは165打席に立って、打率.181(144打数26安打)。16四死球を稼いで出塁率は.261に上るが、打率1割台ではさすがに物足りなさは否めない。実際、優勝争いをしたチーム事情もあって、一軍公式戦で与えられたのは6打席のみだった。
この現状に、小川自身も一打席への姿勢が変わった。春季キャンプでは自分の“役割”を今まで以上に意識して取り組んでいる。
「まずは“振る力”をこのキャンプでしっかりつけて、後は実践に入ってきてからピッチャーへの対応という部分に入ると思う。自分の役割として、“チームバッティング”であったりとか、アウトのなり方でも、“簡単にフライを上げない”とか、そういったところにしっかりこだわってやっていきたいと思っています」