97年世代の最終兵器、植田将太の現在地。同世代の活躍に続けるか【#21】
2022/04/26
千葉ロッテマリーンズ
支配下で臨む、3年目の進化
「まずは一軍に出れるチャンスがあるので、なんとか一軍に食い込んでいけるように」
そう語るのは、今季初めて支配下選手として開幕を迎えた植田将太だ。3桁の背番号では得られない一軍の舞台に立つ権利を、今年は最初から手にしている。それ故に、ここまで高いモチベーションをもって課題克服に取り組んできた。
「(昨年までは)打撃が課題だったので、なんとかバッティングの方でもチームに貢献出来るように意識して取り組んでいました。(その結果)去年よりボールが見えている。オフシーズンで、バッティング自体はかなり自分の中では、打ち方とかも含めて変わったと思うんですけど、その取り組んできたことが良い方向に向いていけてるのかなっていう感じです」
この言葉どおり、打率.191(157打数30安打)に終わった昨季から、今年は打率.250(44打数11安打)と、成績を大幅に向上させている。
「まずは三振が多かったので、三振の数は減らしたいって思っていて、なんとかボールを引き付けて右方向にも打てるように考えてやっていますね」
一球一球に喰らいついていく姿勢が、実を結びつつある。