ロマンの塊、圧倒的スケール感。いま注目すべき20歳大砲候補・西川僚祐【#26】
2022/07/06
千葉ロッテマリーンズ
千葉ロッテマリーンズ 最新情報
西川僚祐外野手は、東海大相模出身の高卒2年目スラッガー。1年目の昨季は、ファームで76試合に出場し、3本塁打をマークした。今季はさらに飛躍の気配を色濃くしている。(ロッテの若手選手にインタビューする企画の第26回)※6月30日取材
鳥越監督との約束
「開幕してすぐに比べたらだんだん上がってきて自分のやりたいことが出来ているんじゃないかなと思います」
そう語るのは、プロ2年目を過ごしている西川だ。ファームでは、シーズン前から大きな期待を寄せられ4番に座ることもあったが、開幕直後は思うように結果が出ず。自身も「技術面でもそうですし、気持ち的にも足りないところはありました。やっぱり焦りだったり、打ちたいっていう気持ちが強く出すぎたのかな」と振り返る。
しかし、6月以降は、序盤の不振を取り戻すように多くの長打を放ち、打率も大きく上げてきた。その理由については「打撃練習だったり、ファーストストライクから自分のスイング(で)、タイミングをしっかりとって思いっきり打ちにいけているっていうのが一番の要因」と分析する。
実はこの言葉は、鳥越裕介2軍監督との約束が根底にある。
「『打撃練習からとにかくピッチャーに対してフルスイングで、初球からいける準備をする』っていうのは(鳥越)監督と約束していることなので、それは毎日毎日、試合前の打撃練習から心がけて、とにかく身体がきつくてもそこだけは守ろうというか、しっかりやっていこうという風に思ってやっています」
そうした意識がいま少しずつ実を結びつつあるのだ。