ロマンの塊、圧倒的スケール感。いま注目すべき20歳大砲候補・西川僚祐【#26】
2022/07/06
千葉ロッテマリーンズ
打ちにいったボールを“一球で仕留める”
西川は、1軍で活躍するための必須条件として“一球で仕留める”ことを挙げる。
「思いっきり打ちにいったボールを一球でしっかりと、ファールにしないでしっかりと仕留めて前に飛ばすっていうのが一番ですね」
その“打ちにいく”ボールは、状況によって異なる。
「初球はやっぱりちょっとゾーンを広めに打ちにいくので、多少のボール(球)でも、高さでも、自分が打てると思ったボールを打ちにいく。やっぱりカウントだったりで打ちにいく高さも変わりますし、(例えば)ランナーがチャンスだったらやっぱり高い球を打って遠くに飛ばそうっていう(意識で)、犠牲フライでも1点取れる」
そんな西川に打席でのこだわりについて訊ねると、次のように答えてくれた。
「(こだわりは)インコースのボールはあまり嫌がらない(こと)。こだわっているというより心がけているというか。やっぱり当たりそうなボールっていうのもくると思うんですけど、出来るだけ嫌がらないで踏み込みにいきたいっていうのはずっと思っていますね」
西川はキャリア以上に“打ちそうな雰囲気”が漂わせる選手だ。ゆくゆくは強打者の風格ともなっていきそうな佇まいは、こうした意識からくるものなのだ。