“考える主砲”山口航輝が9号含む猛打賞。「未来の本塁打王」が歩む進化の軌跡【#27】
2022/08/17
産経新聞社
千葉ロッテマリーンズ インタビュー連載
千葉ロッテマリーンズの山口航輝外野手が16日、敵地で行われたオリックス・バファローズ戦に「5番・一塁」で先発出場。復帰後初本塁打となる先制3ランを含む3安打3打点の活躍でチームの勝利に貢献した。今季中軸として存在感を放つ若き大砲に、心の内を訊いた。(ロッテの若手選手にインタビューする企画の第27回)※7月21日取材
一日一日『自分が後悔しないように』練習
今季はここまで既に昨季のキャリアハイに並ぶ9本塁打をマークしている山口。バッティングについて、「去年よりは良い感じで打てている」と手ごたえを口にする。
「去年は、“思い切ってバットを振る”っていうことだけを考えてやっていたので、今年はいろんなことを考えながら、場面に応じてどういうバッティングをするのかとか、(身体の)力を抜いて打ったりとか、去年の失敗を活かしていろいろ試している」
その結果、努力が実を結び始めている山口だが、さらなる飛躍を目指す中で「毎日の積み重ね」の大切さを強調する。
「本当に一日一日しっかり『自分が後悔しないように』と思って練習もしていますし、試合終わりのバッティングでも、『何がダメだったのか』というのを意識しながら(練習する)。そういうのを積み重ねて、日々成長していかないといけないなと思っています」