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“考える主砲”山口航輝が9号含む猛打賞。「未来の本塁打王」が歩む進化の軌跡【#27】

2022/08/17

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産経新聞社



タイトルを目指して頑張りたい

 忘れそうになるが、山口はまだ21歳(あす18日に22歳)。秘めたポテンシャルはまだまだ未知のものである。不動の主軸を担うことはもちろん、近い将来「本塁打王」を獲ることも期待したくなる。
 
「ホームランがやっぱり持ち味だと思うので、(本塁打王の)タイトルを目指して頑張りたいと思いますし、チャンスでどれだけ勝負強いバッティングができるのかというところも突き詰めてやっていきたいと思います」

 最後に、残りのシーズンに向けた意気込みを訊ねると、
 

「後半戦は、やっぱり大事な試合が多くなってくると思うので、その1勝1勝に自分が少しでも、チームに貢献出来るように頑張っていきたいと思いますし、ホームランも1本でも多く打てるように。そして、全員で優勝目指して力を合わせて一つになって頑張っていきたいと思います」
 
と答えてくれた。今季の活躍はもちろん、“考える主砲”が「本塁打王」に向けて歩む軌跡をこの先も注目していきたい。
 
 
取材・文 森田深志

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