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新“幕張の安打製造機”へ。高部瑛斗が語る手応え「少しずつ自分の形を持てている」 定着すれば大化けの予感も【千葉ロッテマリーンズ・若手選手インタビュー連載#1】

2021/05/10

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「しっかり自分のペースで戦えないといけない」

 一方で、1軍にいるとはいえ、定着したとは言い難いのが現状だ。リーグ屈指の外野陣を誇るチームにおいて、与えられるチャンスは多くない。打率.125(5月10日時点)と結果を残せていない高部は、1軍と2軍の差を、どこに感じているのだろうか。

「入っていく自分の身体の流れも違いますし、もちろん相手のピッチャーも違うんですけど、“自分の中の流れ”っていうのが一番違うので、どんどん経験して慣れていって、しっかり自分のペースで戦えないといけないなというのは、いま一番思っています。
 
(流れというのは)準備の段階であったりとか、時間の使い方とか。やっぱりちょっと、焦って打席に入ったりとか、タイミングの取り方の時間の使い方であったりとか、そういうところは多分、自分が思っていないところでズレているのかなと考えています」
 
 自身の持ち味を発揮しきれていない最大の理由は、1軍の空気にまだまだ身体が馴染んでいないことなのだろう。そうした現状を捉えながらも、1軍の戦力となるために、求められる課題は明確に見据えている。
 
「守備も走塁もバッティングもすべてなんですけど、まずは守備と走塁を、1軍で戦えるレベルにしっかりもっていく、その中で打撃もしっかり経験を多く積んで、多くの引き出しを持って1軍で勝負できるようにというのは、いま思っています」

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