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ドラ4・河村説人、将来はエースか守護神か「どちらにせよチームの中心に」。吉井コーチは「サファテのような…」【千葉ロッテマリーンズ・若手選手インタビュー連載#3】

2021/05/26

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印象に残った試合

 4月24日のソフトバンク戦。河村が、0/3回でノックアウトされ、今季初めて1イニングを投げ切れなかった試合だ。
 
 11-7で迎えた最終回、先頭の甲斐拓也捕手にストレートを弾き返され中安打を許すと、続く松田宣浩内野手にもストレートを狙われ無死一、二塁のピンチに。牧原大成内野手にはフォークを拾われて、3点差に詰め寄られた。結局河村は3連打を浴びて1死も取れずに降板し、守護神・益田直也投手の手を借りることとなった。
 
「ソフトバンク戦の4点差で勝ってて9回に投げた試合があったんですけど、バッターというよりは、チームとしてなんか、強いチームの雰囲気が9回にあったなというのは、ソフトバンク戦ですごく感じましたね」
 
 試合は益田が後続の柳田悠岐外野手らを抑え、逃げ切った。厳しい局面での登板というのは、今後も経験することになるだろう。それでもこの日の益田のように、チームを勝利に導かなければならない。
 
 最後に将来の展望としてはやはり先発投手として活躍したいか、と訊ねてみると、
 
「試合の初めにマウンドに立ちたいっていうのはありますけど、今の益田さんのポジションだったりっていうのもすごく魅力的でかっこいいなと思うので、どちらにせよチームの中心的なピッチャーになりたいなと思います」
 
と力強く答えてくれた。
 
 
 22日には自身初のファーム落ちも経験した右腕。だが、きっとこの経験も糧にしてさらにスケールアップして帰ってくるだろう。吉井理人コーチには、「ソフトバンクのサファテのようなスタイルを目指してほしい」との言葉をかけられているようで、セーブ記録を保持する剛腕のように、相手打者を圧倒し、イニングを制圧するピッチングができればマリーンズの終盤は安泰だ。今後も将来性豊かな右腕の未来に注目していきたい。
 
 
取材・文 森田深志

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