小野郁が歩むクローザーへの道「益田さんを追い越せるように」 マリーンズ担う“バージョンアップ”に期待【千葉ロッテマリーンズ・若手選手インタビュー連載#6】
2021/07/07
守護神・益田からは『将来は俺を抜くぐらいやってほしい』
移籍1年目の2020年は、自己最多の40試合に登板するなど飛躍を遂げた小野。1軍戦力として、重要なピースとなった。そのブルペンでは、生ける教材が間近にいて、日々多くの学びを得ているという。
「試合の入り方とか、ほんと益田さんすごいなって。切り替えがすごい。ブルペンにいるときはいつも通りというか、試合の準備とかして普通にやってるんですけど、行くぞとなったときに、マウンドに行くまでの切り替えがすごいなって思います」
特に連日出番のあるリリーフ投手は、体力面だけでなく精神面でも疲労が蓄積していくもの。クローザーともなればなおさらだ。長いシーズンを戦う上で、オンオフの切り替えは重要なスキルなのだ。
そんな憧れのまなざしを向ける益田からも、小野は大きな期待をかけられている。
「まだまだ益田さんに近づけることはできないですけど、益田さんからも、『将来は俺を抜くぐらいやってほしい』という言葉もいただいている。それを糧に、いまもやらせてもらっています」
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